思春期の腹痛も過敏性腸症候群?
中学生・高校生など、思春期の腹痛の原因は「過敏性腸症候群」 も多いようです。
腹痛に加え、便秘や下痢、 またそれらを繰り返すような慢性的な症状があり、 朝起きてもお腹が痛くて「朝ごはんが食べられない」、「 学校に行けない」ということがあります。
過敏性腸症候群(IBS)では、 腸の蠕動運動が過剰になると下痢になり、 逆に蠕動運動が弱くなると便秘になります。
腹痛、下痢あるいは便秘が慢性的に続いたり、 繰り返したりします。
また、
「いつお腹が痛くなるんだろう」
「 痛くなったらどうしよう」
「いつまで痛みが続くだろう」
という不安や心配も、ストレスとなり緊張してしまい悪循環に陥ることもあるようです。
また、
「いつお腹が痛くなるんだろう」
「
「いつまで痛みが続くだろう」
という不安や心配も、ストレスとなり緊張してしまい悪循環に陥ることもあるようです。
成長期のからだの変化と過敏性大腸症候群
私たちは、 身体の成長と共に少しずつ弱い部分が育てられ発達していきますが、 自律神経のバランスが大きく崩れたり、 強いストレスがかかるようなことがあると、 自分では調整が難しい状態になります。
過敏性腸症候群の腹痛は、起立性調節障害(OD) と同時に症状を訴える場合もあるように感じます。
どちらも、根っこには自律神経のアンバランスがあります。
どちらも、根っこには自律神経のアンバランスがあります。
お腹の痛みがあると、食欲も減ります。
もともとの体質で胃腸虚弱があり、 小さいころから食べむらがあったり、食が細かったり、 冷えると下痢しやすい、環境の変化で便秘になりがち、 というようなお子さんは、不安や焦り、 または緊張のストレスから、腹痛を感じやすいようです。
もともとの体質で胃腸虚弱があり、
精神的ストレスなどをきっかけに脳から腸への刺激が亢進し、 腸の運動が過剰となり腹痛を訴えます。
特徴としては、思春期の著しい成長との関係があると感じます。
身長が伸び始め栄養が必要な時に、お腹の痛みが続くと成長期に必要な力が引き出されません。
食べものからエネルギーを得られず、疲れやすくなったり、成長期の成長も穏やかになります(身長の伸びがすすまない)。
胃腸がしっかりと機能することが最初の一歩です。
胃腸がしっかりと働いてはじめて、 食物がエネルギーになり「生きる力」「成長する力」になります。
胃腸がしっかりと働いてはじめて、
はりきゅうでバランスを取り戻す
小児はりも中高生はりも、鍼灸治療では、ストレスによって高ぶりすぎた気を静めたり、落ち込んだ気を上げたり、働きが低下した胃の機能を高めたり、逆に亢進した腸の機能を抑えたり、バランスを取り戻すようにします。
「痛み」は本人にしかわからない症状です。
家族や周囲の皆さんは、カラダの不調にココロを寄り添い痛みの訴えに耳を傾け、 できることに一緒に取り組むような姿勢は、本人の安心につながるはずです。
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おひさまはりきゅう(小児はりきゅう)
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おひさまはりきゅう(小児はりきゅう)
ぬくもり鍼灸(中高生)