冬は『腎』の働きを高めよう!
冬は、『腎』=「生殖器・腎臓・膀胱」が大切な季節。
この『腎』
『腎』はいのちの源。
生育、成熟、老化、
年齢を重ねて、この腎のはたらきが衰えてくると、
「すぐに口が渇く」
「いつも疲れている」
「手足がしびれる」
といった症状が現れてきます。
それ以外にも、毎月の月経の変化も現れやすくなります。
生理がはやくなったり、遅くなったり…
それは、身体からの声です。
東洋医学で考える「腎」の衰え
月経の変化の中でも、月経周期を考えてみましょう。
●腎陰虚(ほてりタイプ)
【遅れる場合】
血液や女性ホルモンなどの材料が不足
【早まる場合】
体液、水分が少ないため、からだに熱がこもり、
基礎体温が全体的に高い、月経量が少ない、
●腎陽虚(冷え症タイプ)
【遅れる場合】
冷えを伴うエネルギー不足で代謝機能の低下が起こっている
基礎体温が全体的に低い、高温期の前後の体温が低い、
【早まる場合】
陽気(からだを温める力)が足りないため、
足腰が冷えてだるい、寒い、むくみやすい、下痢・
いかがですか⁇
思い当たることはありませんか⁇
腎の衰えは下半身にあらわれる
そして、「腎」の衰えは、下半身にあらわれます。
今までと同じように歩いているのに、
また、下半身全体の血行をよくして、
セルフケアでも腎気を補えるツボがあります。
●“腎気”を補うツボ
・関元(かんげん)
お臍の下3寸で最も力のない所。
・命門(めいもん)
ちょうどおへその真裏。第2第3腰椎の間にあります。
・腎兪(じんゆ)
第2腰椎棘突起の下から両側に1.5寸の所。おへその真裏の命門穴から少し外方が腎兪になります。
・湧泉(ゆうせん)
足底の中心線上で前から3分の1の所。
・復溜(ふくりゅう)
内くるぶしより2寸上でアキレス腱とすねの骨の間の所。
腎気は食べ物から補うことができます。
身体を冷やさないように心がける、温かい食事をとるとともに、『腎』を補う黒い食べ物を積極的に食べるのがおすすめです。
ねぎや生姜、根菜類(じゃがいも、さつまいも、にんじん、山芋など)を温めて食べたり、黒ゴマや黒豆、黒きくらげ、プルーン、黒砂糖など「黒い食材」を積極的にとるのがおすすめです。
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