わたしたち人間は、太陽とともに目覚め、月とともに眠る生活を営んできました。
そして、めぐる季節とともに過ごしてきました。

季節のめぐりとともに過ごすことは、カラダとココロにとっても優しいものです。

でも今は、世の中が便利になり、夜でも昼と同じように活動でき、インターネットでいつでもどこでもつながることができ、ネット動画に、ゲームに、夜更かしを続けてしまうと気付かないうちに生活のリズムが乱れがちです。

そうすると、大人だけでなく、子どもたちも同じで、身体に不調を感じ、心もネガティブになってしまい身体のリズムを崩してしまいます。

東洋医学では、私たち人間も自然界の一部であると考えます。

そして、私たちの身体の各臓腑には、最も活発に動く時間があると考えられています。

自然の流れとからだの自然な流れを合わせると、私たちのからだもイキイキとし、健やかに過ごせます。

✅肺：午前3時-午前5時。
肺の働きが一番盛んな時間。新鮮な空気を取り込むことで肺が元気になります（朝起きたら深呼吸がオススメ！）。肺が弱っていると、この時間帯に咳・痰や喘息発作が出やすくなります。
 ✅大腸：午前5-7時。
この時間に大腸は体内の毒素を排出しようとします。朝にコップ1杯の白湯を飲むと、腸の蠕動運動を促進して便通を良くすることができます。 白湯はこのプロセスの補助。腸内環境の良し悪しが免疫力を左右するので、朝の排便でスッキリしましょう！



✅胃：午前7-9時。
胃が一番活発に動いている時間。1日の中でも朝食をしっかりとるのに最も適した時間です。 朝にしっかり食べるよう心がけ、できれば温かい和食ごはんがおすすめです。朝ごはんを抜いたり、フルーツだけ食べたりなど体を冷やすものは、胃の働きも低下するので要注意です。
✅脾：午前9-11時。
脾の働きが盛んで、消化・吸収・排泄など気血を動かされ、新陳代謝が盛んな時間です。気血がいちばん養われる時なので、仕事や勉強などに集中するにはよいでしょう。冷たいものを摂ることは脾の働きを低下させるので控えましょう。



✅心：午前11時-午後1時。
心の時間。血液が全身にしっかりと送られて、血が充実するので精神的にも安定し記憶や想像することに最も適した時間です。全身器官の働きが最も良くなる時間のため、効率よく勉強や仕事などをすることができます。
✅小腸：午後1時-3時。
小腸が栄養吸収に適した時間です。適度に水分をとり吸収を助け、少し体を休めるようにくつろいだ時間で昼寝を取ると、栄養吸収をスムーズにできます。そうすることで午後からの活力になります。 



✅膀胱：午後3時-5時。
1日のうちで気力も体力も充実している時間帯です。新陳代謝が活発になり、膀胱は排尿と身体の体液を調整します。しっかりと水分を摂り、不要なものはどんどん出しましょう。排尿することで身体にこもった熱を逃します。むくみやすい人は黒豆茶、トウモロコシのひげ茶がおすすめ。

✅腎：午後5時-7時。
腎は生命力の源です。昼から夜へ、陽から陰へ切り替わる時間になります。夕食はこの時間に摂るのが理想で、きちんと栄養をとり精力をたくわえましょう。

✅心包と三焦：午後7時-11時。
動脈と静脈やリンパ系。身体の血液循環やリンパ管系や免疫系などを調整する時間。気持ちが高ぶらないように、ゆっくりとお風呂に浸かるなど、なるべくリラックスして過ごしたり、ヨガやストレッチなどでリラックスできると、たまった疲労をリセットし質の良い眠りにつながります。



✅肝と胆：午後11時-午前3時。
肝臓が排毒・解毒と体内の毒素を排出。胆汁の生成・分泌などの新陳代謝が最も盛んな時間。質の良い眠りにより、成長ホルモンも促され、疲労も抜けます。この時間にしっかり睡眠をとることで身体が修復されリセットされます。

 

 

太陽は、1日24時間の自然のリズムで動きます。

私たちの体のリズムは、約25時間で繰り返されますが、体内時計のリズムにはメラトニンというホルモンの働きが関係しています。
朝日を浴びることで一日の始まりにリセットされ、そこから新しいリズムがスタートします。


季節ごと、月ごと、曜日ごとそして毎日繰り返されることが生活のリズムとなります。
夏至という、陰陽の転換期に、暮らしの「リズム」、からだの「リズム」を意識してみませんか？？



オープンマインド♡


心を開いて身体の声を聴きましょう。




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