お灸で免疫力アップ!!
2月は少しずつ陽が延びてきていていますが、ここ浜松は北風ビュービュー冷たくまだまだ寒い毎日ですね…
でも、寒空の中にも、春を告げる梅や水仙の花を見かけるようになり、春の訪れを楽しみに感じます。
季節は、少しずつ少しずつ春へ…
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「二日灸」「如月灸」と聞いたことがありますか??
旧暦2月2日(2023年は2月21日)にお灸をすえると効果が高いと言われていて、この日にお灸をすえると、無病息災・延命長寿を保つことができるとされています。
江戸時代の儒学者「貝原益軒:かいばらえきけん」の教育書「養生訓:ようじょうくん」には、
「脾胃(ひい=胃腸)が弱く食が滞りやすい人は毎年2月・8月に灸をするとよい」
と書かれています。
その理由は、
「脾胃が虚弱で食べ物が滞りやすく、またよく下痢をする人は、これは陽気が不足しているからである。こうした人は特に灸がよい。火気をもって土気を補うと、脾胃の陽気が発生して循環がよくなり、食も停滞しないで食欲も盛んになって元気が増える」と。
特に胃腸が弱い人はこの時期に弱りやすく、お灸をすえるとよいされています。
胃腸の働きをよくすると、体の免疫力・抵抗力があがります。
昔の人は、鍼や灸をを生活の中に、積極的に取り入れ、健康への意識も強かったのだなあと感じます。
お灸は単なるおまじないだけではなく、現代では、免疫機能への作用や抗酸化作用が得られたり、疾病の予防と改善につながるものなのです。
この日に限らず、寒いときは体も冷えがちで、どうしても体調を崩しがちです。
ぜひ、リラックスタイムにお灸をすえてみてくださいね。